介護
投稿日:2023/08/10
更新日:2024/10/14
ナースコールの役割・活用方法と注意点を徹底解説

目次
緊急な状況やケアの必要な時、ナースコールは命を守る重要なツールです。
病院で使われるイメージが多いナースコールですが、介護施設でも頻繁に使用されるようになっており、利用者の満足度アップにもつながっています。
今回は、ナースコールの使用における注意点をふまえ、ナースコールとの上手な付き合い方をご紹介します。

ナースコールとは?

ナースコールとは、介護施設や医療機関において、入居者や患者が介護スタッフや看護師と迅速にコミュニケーションを取ったり呼び出すためのシステムです。安全な環境の確保や、変化や以上が起きた際に、迅速な対応を可能にしますので高品質なケアのために利用されています。
家庭用ナースコールもあり、自宅での介護にも活用されている場合があります。多くは施設で導入されることが多く、親機・子機を用いたシステムで、利用者がボタンを押すと表示灯が点灯通知されスタッフと連絡することができます。
耐用年数は法律で定められていませんが、一般的に8〜12年程度が耐用年数の目安と言われています。経年劣化していくことも考えられますので、上記の年数が経過した場合は入れ替えも検討しましょう。
ナースコールの役割と特徴
ナースコールは、利用者が急変した際やケアが必要な場面でナースコールを押すことで、迅速に対応し安心した入居生活を過ごすための役割を持っています。
介護職員が常にそばにいるわけではありませんのでナースコールを利用することで、利用者の状況を適切に把握するためにも重要です。
今回は、ナースコールのいくつかの特徴とどんな時に使用するかをピックアップしてお伝えいたします。
要件を的確に伝える
まず第一に、要件を伝えるためにナースコールが活用される事があります。
もちろん、排泄介助や立ち上がりの介助の際に呼ばれる事が主な理由となりますが、それ以外にも様々な理由で呼び出しをされる場合もあります。
中には遠慮して押さない方もいらっしゃるので、判断に迷うケースでも遠慮せずに押すよう事前の説明時にお願いする必要があります。
ナースコールが必要ない状況で押すケースもありますが、すべてが悪質なものとは限りません。認知症の方など、自分の行動が理解できない場合もあるため、状況に合わせて判断するようにしましょう。
緊急事態を周囲へ伝える
いつもと状態が違う時や急変の兆候が見られた際、利用者の方がナースコールを押すことで主に利用されます。こうした場合、ナースコールの通知により迅速な処置を行うことができます。
また、 ナースコールが鳴った際に電話で状況の内容を確認したり、必要なものを事前に準備することで利用者の方も到着時に安心することができます。
利用者からの呼び出しは重要なサインであり、容体が悪化してからの呼び出しだと命の危険に関わることもありますので、遠慮なくナースコールを活用することで、適切なケア提供につながります。
患者の予定をシェアする
ナースコールを利用して患者の予定をシェアすることは、スムーズなケア提供やコミュニケーションの促進に役立ちます。
例えば、施設内でのリハビリの予定や食事の時間など、日々のスケジュールを事前に患者に共有することもできます。
またナースコールを使用してスタッフに要望や質問を伝える際に、同時に予定を確認・調整したり説明を行うことで円滑に対応ができるでしょう。
ただし、利用者の方のプライバシーの保護の為にも、適切な情報共有のバランスを保つことが重要です。

ナースコールの仕組み

ナースコールは緊急時の対応などに非常に有用であることを説明してきました。
ではどのような仕組みでナースコールが動いているのでしょうか。いくつかパターンがあるのでご紹介します。
1つは、ナースコール制御装置を使用してナースコールの管理を行うものです。
設置工事等が必要になってくるため大規模施設ではコスト効果的ですが、小規模施設での導入には費用感として大きく感じます。
また、ビジネスフォンをナースコール制御装置として設定する場合、子機の標準搭載されたもので連絡を取ることができます。
近年ではソフトウェアを使用する無線式もあり、子機やアンテナを設置することでどこでも連絡が取れるというメリットがあります。コスト削減が魅力ですが、場所によっては電波が届かず通話できない場合があるため注意が必要です。基本的には、利用者がナースコールを押すことで親機に通知が届き、設置した回線を通じて会話ができるようになっています。
注意点・リスク

ナースコールを利用する際には、メリットばかりではありません。
例えば、配線が絡まっていたり無線タイプだと通話ができない場所ができたりなど、利用に際して動作環境を整えることも大切です。
故障や誤作動のリスク
まずは、先ほどの説明の中にも合ったとおり、長く使っていると本体自体の劣化は避けられません。
故障をすることで対応が遅れてしまった、ということが無いように配線や機器について正常な動作をするのか定期的なメンテナンスが必要となります。
プライバシーの侵害のリスク
また、プライバシー保護という視点も忘れてはいけません。
ナースコールの通話内容は同じ居室の方であれば聞こえてしまいますので、個人情報や他の利用者に関する内容は話さないことが大切です。
自分自身がされて嫌なことはしない、利用者が不快になったり不利益になるようなことはしないという基本的な心がけをしていきましょう。
最適なナースコールを選びましょう
ナースコールは、使い方次第で利用者の安心感・円滑なコミュニケーションを高めるのに役立つ事が分かりました。
困ったときや緊急で助けが必要な時は迅速な対応が必要になります。そういった利用者の重要なタイミングを逃さないように、施設・お客様にあったナースコールを選ぶようにしましょう。
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