介護
投稿日:2023/12/18
更新日:2024/10/14
介護派遣で働くメリットとは?派遣の働き方が向いている人も紹介

目次
この記事では、介護派遣の実情やメリットについて詳しくご説明しています。
・介護派遣と正社員ではどっちがいいのだろう
・介護派遣で働く際に必要な資格やスキルは何?
・介護派遣で働くメリットやデメリットが知りたい
こういった不安や疑問をお持ちの人のために、ひとつずつ詳しく解説していきます。介護派遣で働きたい人や、介護の仕事に興味がある人はぜひ参考にしてください。

介護派遣の実情

介護現場はどこも人材不足で、直接雇用の正社員やパート以外に派遣社員の採用を増やしています。介護派遣に求められるスキルや正社員との違いを見てみましょう。
求められるスキル
介護派遣で働く場合、次のようなスキルを求められます。
・コミュニケーション能力
・協調性
・介護の経験
・体力
以下にそれぞれどのようなことが求められるのか説明します。
コミュニケーション能力
介護現場では利用者さんだけでなく利用者の家族、同僚などさまざまな立場の人と関わります。その際に求められるのがコミュニケーション能力です。
利用者さんの中には認知症の方や障がいを持つ方がいます。会話がうまく成り立たない場面もありますが、相手に寄り添って根気よく接する必要があります。
また、ヒヤリハットや事故を未然に防ぐためにも、同僚とのこまめなコミュニケーションは大切です。
協調性
入浴介助や移乗などを二人体制で行う場合では、互いに声をかけ合って作業をします。
タイミングを合わせないと、利用者さんがケガをする危険性があるからです。
また、施設ではサービスをスムーズに提供するために、さまざまなルールが設けられています。
そのため、介護現場ではルールを守る、声をかけ合うといった協調性が大切になります。
介護の経験
介護派遣は即戦力が求められます。
直接雇用の新入社員は現場で育てるという感覚がありますが、介護派遣として採用する場合は育てるよりもすぐに現場で活躍してほしいと考えているからです。
特に入浴や食事・排泄の介助、移乗などの経験があると喜ばれます。
体力
派遣介護では、利用者さんを抱きかかえたり支えたりといった業務が多く、体力が必要です。
また、人材不足の現場が多く、体調不良でたびたび休まれると困ってしまいます。
職場に迷惑をかけないためにも健康維持を心がけて、腰痛などがある場合は適切なケアをしておくといいでしょう。
正社員との格差
正社員の給料は月給制です。
出勤日数が少ない月があっても、基本的に毎月一定の金額が受け取れるのが特徴です。
一方、介護派遣は時給制や日給制になります。
正社員の給料を時給に換算すると派遣社員の方が高い傾向にあるため、勤務時間や勤務日数が多い介護派遣の人は正社員よりも毎月の手取り額が多くなる場合があります。
ただし、出勤日数が少ないと月収は減ってしまいます。
また、派遣社員にはボーナスがないため、年収で比較すると正社員の方が多いのが現実です。
福利厚生に関しても正社員の方が手厚いケースが多いため、介護派遣との格差を感じることがあるでしょう。
ポジションや責任の範囲
介護派遣の現場でのポジションは、「人材不足を補う」という位置づけがほとんどでしょう。
同じ施設内でも特にマンパワーが不足している部署に配属されることが多く、縁の下で支えるようなポジションだと言えます。
また、介護派遣は役職に就くことはなく、業務上での責任の範囲は正社員ほど広くはありません。しかし、業務に対しての責任は常に伴いますので、事故が起きないように注意を払いましょう。

介護派遣の時給相場

介護派遣の時給の相場を見てみましょう。
厚生労働省が発表している「令和3年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」によると、介護派遣の賃金の平均額は10,414円でした。
これは1日8時間労働あたりの金額なので、時給に換算すると約1,300円になります。
(参考:令和3年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)(令和5年8月9日発表)
https://www.mhlw.go.jp/content/11654000/001132162.pdf
実際の求人はどうなのでしょうか。
東京都のハローワークで介護派遣の求人検索をしたところ、次のような募集が多く見られました。
・無資格 1250円~1400円
・無資格 介護実務経験あり 1300円~1500円
・介護職員初任者研修修了者 1420円~1600円
一方、厚生労働省の調査結果(※)から見たパートの介護職の時給の平均額は
・無資格者 1,197円
・有資格者 1,419円
となっています。
(平均給与額を実労働時間数で割った金額)
このように、無資格者も有資格者もパートよりも介護派遣の方が時給が高くなっています。
(※参考:令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果 第104表)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf#page=170
介護派遣のメリット

介護派遣で働く場合は時給が高い、残業がないなど多くのメリットがあります。
直接雇用より時給が高い
上の介護派遣の時給相場でもご説明したように、介護派遣は直接雇用のパートよりも時給が高くなっています。
より多く稼ぎたい人は介護派遣がおすすめです。
残業や夜勤が少ない
正社員は任せられる業務が多く、時にはサービス残業を必要とすることもあります。
しかし、介護派遣は契約した時間内での勤務なので、残業はほとんどありません。
また残業を頼まれた場合は、その分の時給が加算されます。夜勤についても、契約時に「夜勤あり」と決めた場合以外はほとんどありません。
色々な介護施設を経験できる
介護派遣は直接雇用と違って、さまざまな施設で働くことができます。
通勤に不便、職場の雰囲気が合わない、希望条件と違っていたなどの理由で別の施設に変わることができるのが大きなメリットだと言えます。
そこで積んだ経験は、その後のキャリア形成に大きなプラスになるでしょう。
ライフスタイルに合った案件を選べる
介護派遣は働く時間帯や日数が選べます。
例えば、午前中だけとか夕方から夜10時までの勤務、週3日だけ……など家庭の事情や自分のライフスタイルに合わせて選べます。
プライベートをしっかり確保できる点が介護派遣のメリットですね。
介護派遣のデメリット

介護派遣にはデメリットもあります。
実際に介護派遣として働く前に、デメリットもよく理解しておきましょう。
正社員に比べて福利厚生が手薄なケースが多い
正社員で働く場合は、ボーナス、昇給、退職金、リフレッシュ休暇、子どもの入学祝い金や自身の結婚祝い金などなどさまざまな福利厚生があります。
しかし、介護派遣の場合は基本的にボーナスや退職金はありません。入学祝い金や結婚祝い金なども出ないところがほとんどでしょう。福利厚生の面では介護派遣は手薄なのが現状です。
横のつながりができにくい
派遣社員は1つの職場に長く勤めないので、職場を務める期間が短いほど同僚との横のつながりができにくいというデメリットがあります。
また、職場内での懇親会なども参加しづらいと感じることがあれば、さびしく感じるかも知れません。しかし、仕事以外の場で交流を持つのが苦手という人にとっては、派遣の方が気楽に働けるでしょう。
キャリアプランを描くのが難しい
介護派遣は正社員のように課長や部長といった役職に就くことがほとんどありません。
また、昇給やボーナスがないため、現在の収入を維持しようと思うと、良い条件を探すか勤務時間を維持するなど現役で働き続けなければいけません。
年齢とともに体力的な不安を感じたとしても、介護施設でデスクワークに就くことが少ないのがデメリットです。
ただ、介護派遣でも資格を取得して、よりよい条件の仕事に就くことは可能です。
自分が目指す分野で役立つ資格を取ってステップアップするといいでしょう。
選択幅が広い介護派遣の働き方

介護派遣には「登録型派遣」と「紹介予定派遣」という2通りの働き方があります。
登録型派遣を利用する
「登録型派遣」は派遣会社に登録し、派遣先に出向いて仕事をする働き方です。
給料は派遣会社から支給されます。派遣期間が終了すると派遣先での勤務は終わりますが、また別の派遣先を提案してもらって仕事に行きます。
ただ、次の派遣先が決まらない場合には給料が支給されません。空白の期間がないように、派遣先と相談することが大切です。
紹介予定派遣で直接雇用を目指す
介護派遣のもうひとつの働き方が「紹介予定派遣」です。
派遣会社に登録して派遣先に出向くのは登録型派遣と同じですが、最長6ヶ月間は派遣社員として働き、その後は派遣先で正社員になることを前提にしています。
派遣期間で職場の雰囲気や人間関係、施設の考え方などを知ることができるので、いきなり正社員になるよりも安心して働けるのがメリットです。
「正社員として働きたいけれど、どんな職場かわからないので不安」という人は、紹介予定派遣を考えてみるといいでしょう。
パートやアルバイトと派遣社員の違い
パートやアルバイトは直接施設に雇用されます。
そのため、職場に合わない場合は我慢して働くか、退職して別の施設に転職しなければなりません。
一方、派遣社員は派遣会社に雇用されて介護施設に派遣されます。
もし派遣先の施設が合わない場合は、別の施設を紹介してもらうことができます。
また、時給に関してもパートやアルバイトは低く、派遣社員は高いため、月の手取り額も派遣社員の方が多くなります。
介護派遣に向いている人

介護派遣に向いている人の特徴を紹介します。
自分の時間を大事にしたい人
介護派遣は就業時間が決まっているため、正社員のような残業がありません。
そのため、趣味や家族との時間を持ちたいという人にとっては理想的な働き方だと言えるでしょう。
人間関係のトラブルを避けたい人
直接雇用の場合は、一度採用されると職場の雰囲気に合わないとか人間関係がうまくいかないといった場合でも我慢して働き続けなければなりません。
一方、介護派遣の場合は派遣先が合わなければ、別の派遣先を紹介してもらえます。
誰にでも合う・合わないがあるため、人間関係のトラブルを避けたい人には、介護派遣がおすすめできます。
経験を積んで正社員を目指したい人
介護派遣はさまざまな施設を経験できます。
特別養護老人ホーム、デイサービス、障がい者施設など何ヶ所かで働いてみて、最終的に自分に合う施設に転職するという方法があります。
また、経験があると正社員に応募する時のアピールポイントになります。
いずれは正社員で働きたいという人は、まず介護派遣で働いてみるといいでしょう。
まとめ
介護派遣で働くメリットとデメリットについて、説明しました。
介護派遣は時給が高い上に勤務時間などの希望を実現しやすいというメリットがあります。
プライベートを重視したい人にとって、介護派遣は魅力ある働き方だと言えるでしょう。
一方で、昇給やボーナス、退職金がなく福利厚生面が薄い、昇進できないといったデメリットがあります。
ただ、介護派遣はさまざまな職場を経験できるので、いくつかの施設で働きながら資格を取得すると自分の強みになります。
介護派遣で経験値を積みながら自分に合う職場を探すのもいい方法ですし、紹介予定派遣として働いて、ゆくゆくは正社員になるという方法もあります。
介護派遣は無資格でも高時給が得られるので、興味がある人はぜひ挑戦してみるといいでしょう。
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