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投稿日:2024/04/09
更新日:2024/10/14
介護士に転職したい!職務経歴書の書き方を例文付きでカンタン解説

目次
「介護士に転職したいけど、職務経歴書の書き方がよく分からず準備が進まない」と一人で悩んでいる方もいるでしょう。
職務経歴書は、転職希望先にあなた自身の業務経験とスキルをPRするものです。
今回は、介護士に転職する際の職務経歴書の書き方をカンタンに解説します。
自分の強みを転職先にアピールし、転職をスムーズに進めていきましょう。

職務経歴書と履歴書は違う?

「職務経歴書と履歴書は何が違うの?」と疑問を抱いている方もいるかもしれません。
職務経歴書と履歴書には、それぞれ異なった役割があります。
職務経歴書は、業務経験とスキルをPRするもので、履歴書はあなたのプロフィールをまとめたものです。
どちらも面接でもよく聞かれたり確認されやすい項目なので、自然と面接対策にもなります。
ここで、それぞれの項目に違いはあるのかを比較してみましょう。
履歴書 | 職務経歴書 |
・日付 ・氏名、生年月日、住所 ・連絡先(電話番号、メールアドレス) ・学歴、職歴 ・免許、資格 ・志望動機 ・自己PR ・趣味、特技 ・通勤時間 ・本人希望欄 ・健康状態など | ・日付 ・氏名、生年月日、住所 ・経歴要約 ・職務内容(職務経歴、実績、役職など) ・転職理由(退職理由) ・活かせるスキル、経験 ・自己PR
|
それぞれの項目を比較してみると、職務経歴書には「経歴要約」や「職務内容」を記載する必要があることが分かります。
ちなみに、履歴書はある程度フォーマットが決まっていますが、職務経歴書は自分の経歴に合わせ書きやすいフォーマットを選択できます。用紙サイズに決まりはありませんが、A4やB5サイズで2枚以内に収めるようにしましょう。
職務経歴書を書く際には、見出しやレイアウトに気をつけて分かりやすい構成を心がけて提出することが大切です。
介護士の職務経歴書の書き方

ここからは、介護士の職務経歴書の書き方についてご紹介します。
これから介護士に転職したいと考えている方や介護職経験済みの方も、ぜひ参考にしてください。
面接官は何のために見ているか?
そもそも、面接官は何のために職務経歴書を見ているのでしょうか?
それは、あなたが転職先とマッチしているかを確認するためです。
今までの職務経歴から、転職先が求めていると思われるスキルを自己PRすることで、書類審査に通りやすくなるでしょう。
しかし、熱意を示そうとダラダラと長い文章になるのはNGです。
意欲があるのは伝わりますが、要点がまとまっておらず非常に読みにくい文章になってしまうためです。
職務経歴書の理想は、A4サイズで1~2枚程度に簡潔に収めることです。
見やすいレイアウトと読みやすい文章を意識して、分かりやすい職務経歴書を作成しましょう。
また、職務経歴書を作成したあとは、以下の点を確認してください。
・転職先で活かせるスキルを自己PRできているか
・誰が読んでも読みやすい文章になっているか
・記載内容に嘘偽りはないか
読みやすい文章かどうかが分からない場合は、第三者に職務経歴書をチェックしてもらいましょう。
他者に確認してもらうことで、自分では気づかなかった視点に気づけますし、担当者にも分かりやすく伝えることができます。
職務経歴(勤務先、雇用形態、職務内容)の書き方
職務経歴には、勤務先、雇用形態、職務内容を間違えずに記載してください。
主に「どんな場所で」「誰に対して」「何をしてきたか」を詳細に記載します。
正社員や契約社員の職歴を記載するのが基本ですが、介護施設での仕事や介護に関わる仕事であればパートやアルバイトなど非常勤としての経験であっても書いておくと「全くの未経験ではない」とアピールできます。
勤務していた先は、施設形態・配属先・入所者数などの施設規模は数字を用いて記載することで、あなたがどのような場所で働いていたのかがイメージしやすくなります。同じ法人で別の施設や部署に異動した場合、その経歴も書きましょう。
また、職務内容にはそれぞれの業界で具体的に「どのような業務・サービス提供をやってきたか」を時系列に沿って記載するようにしましょう。
職務経歴の記載例は下記の通りです。
■職務経歴
2015年4月〜2019年3月 ◯◯株式会社
勤務先名 | ◯◯株式会社 ◯◯営業所 従業員数:◯名 |
経験職種・雇用形態 | 一般事務・正社員 |
職務内容 | 一般事務として以下業務に従事いたしました。 ・月次決算の資料作成(100枚程の伝票の作成・整理) ・見積書・注文書・請求書・納品書の作成(平均◯件/月) ・日次、週次、月次報告書の作成 ・小口現金管理 ・銀行預金管理 ・売掛金管理 ・来客者対応(お茶出し) ・会議室予約、会議日時調整 ・電話対応(機器使用方法の問い合わせ、クレーム一次受け等) ・備品管理、発注 |
2019年3月〜現在
勤務先名 | 社会福祉法人 特別養護老人ホーム◯◯ 定員:◯名(入居◯名、短期入居◯名) 従業員数:◯名 |
経験職種・雇用形態 | 介護職員・正社員 |
職務内容 | 介護士として以下業務に従事いたしました。 ・レクリエーションの企画、運営 ・食事、排泄、入浴介助 ・地域のイベントへの参加 ・ご家族への近況報告 ・多職種との連携 |
このように、「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」の5W1Hを意識して会社の情報や行った業務内容を記載しましょう。
職歴のフォーマットは「編年式」「キャリア式」の2つの種類がありますが、入社した時からの時系列順にまとめる編年式が一般的な形式になります。古い勤め先からでも、直近の勤め先からのどちらでも問題ありません。
介護経験が浅い人や初めて転職する人、転職回数が少ない人は古い勤め先からまとめる編年式がおすすめ。他の仕事から転職する人や即戦力としてアピールしたい内容がある場合は直近の勤め先から過去に遡っていく逆編年式を使う場合もあります。
一方でキャリア式は過去に関わった職種や業務ごとにまとめる形式です。他の業種からの転職や転職回数が多い方で豊富な経験をアピールしたい人向けです。
働いていない期間がある場合、職務経歴書には働いていた期間のことだけを書けばOKです。ブランクがあることに不安を感じる人もいるかもしれませんが、介護職は子育てなどにより休職する倍もあるのでそれだけでマイナスになることはないでしょう。
保有資格の書き方
保有資格は、取得年月順に記載していきます。
この際、見本にあるように資格名は短縮せずに正式名称で記載しましょう。
また、新しい資格取得に向けて勉強中の場合は、「〇〇資格取得に向け勉強中」などと記載してOKです。
■保有資格
資格名 | 取得年月 |
普通自動車第一種運転免許 | 2015年2月 |
介護職員初任者研修 取得 | 2016年7月 |
介護福祉士 取得 | 2019年3月 |
自己PR欄の書き方
自己PR欄は、自分の強みをアピールできるのはもちろん、仕事に対する熱意や意欲を伝えることができます。
応募先で役立つ能力や経験、成果、取り組み、エピソードなど、自分のアピールポイントをできるだけ詳細にまとめるよう意識して記載しましょう。
自己PRの書き方の例は、以下の通りです。
■自己PRの例文①
介護現場を5年間経験し、今回の国家試験にて介護支援専門員の資格を取得いたしました。
ケアマネージャーの資格を取得したことで、より多くの利用者さまの生活を支えることが出来ると考えております。ケアマネージャー業務は、ご家族や利用者、スタッフとコミュニケーションを取りながら仕事をすることが大切だと考えています。
前職の社会福祉法人 特別養護老人ホーム◯◯では、多職種連携の大切さを学びました。
この学びを活かし、より良い職場の雰囲気づくりに尽力いたします。
■自己PRの例文②
・コミュニケーション能力
利用者様とご家族、職員とのコミュニケーションを大切にしております。
一人一人に寄り添ったコミュニケーションを取ることで、相手のニーズを素早くキャッチし、円滑な情報交換を行います。
・計画力と実行力前職では、利用者様が安定した生活を送れるよう、日々の生活の流れから逆算し、食事やトイレ誘導、入浴介助などのケアを行ってきました。
また、日々の生活を送る中で利用者様に異変があった場合は、早急に看護師に報告することを徹底しています。
御施設でも、利用者様の小さな異変を感じ取り、安全に生活できるよう常に気を配ります。
・臨機応変な対応力利用者様と接する際は、常に先を見越した行動をすることで利用者様の安全を守ります。
また、固定されたスタイルではなく、変化する環境に合わせて柔軟に対応いたします。
■自己PR例③
私はこれまで4年間にわたり、一般事務の仕事に携わってきました。私の強みは、コミュニケーション能力と行動の正確性です。
前職では、顧客の電話対応やメール対応を行っており、他部署との連絡や調整も行っていました。また、常に膨大な資料や報告書をまとめていたため、正確性には自信があります。
介護職は未経験ですが、事務職で培ってきたコミュニケーション能力と行動の正確性は必ず役立てられると考えております。
自己PRは「過去の仕事におけるアピールポイント」「具体的なエピソードや得た知識や経験」「今後のアピールポイントの活かし方」の3つを順序だてて考えていくとよいでしょう。
上で挙げた例のように、転職先に活かせるスキルを分かりやすく記載しましょう。
自身で内容を確認する際には時間をあけてからもう一度見てみるのがおすすめです。一日ほど経ってから改めて全体を確認すると、丁寧な文字になっているか、相手に伝わる説明かどうか、強調したいポイントが明確にわかるかなど、判断しやすいです。

職務経歴書を書く際のポイントを解説

選考のための応募書類は自分の魅力をしっかり伝えられる内容になっていることが重要です。
しかし、いざ書き始めようと思ってもなかなか進まなかったり、これで大丈夫かと不安な気持ちになる人も多いでしょう。
職務経歴書を書く際には、いくつかのポイントがあります。
・役に立てる経験を強みとして書く
・職歴や保有資格は正式名称で書く
・退職理由はポジティブに書く
書き方のコツさえ押さえれば、魅力的な書類にすることができます。1つずつ見ていきましょう。
役に立てる経験を強みとして書く
転職先で活かせる今までの経験は、大きなアピールポイントとなります。
「こんな些細なことを書いてもいいのかな?」と悩む必要はありません。
あなたにとっては、当たり前すぎて些細なことに感じるかもしれませんが、強みとしてアピールすることがあれば転職できる可能性が広がるでしょう。
例えば、「高齢者施設で利用者様の生活のサポートをしてきました」だけでは、あなたがどんな仕事をしてきたのかがイメージできずに、強みにはなりにくいです。
しかし、「レクリエーションの企画、運営」「食事、排泄、入浴介助」「地域のイベントへの参加」「ご家族への近況報告」「多職種との連携」など具体的に記載することで、あなたが転職先でどのような活躍をするのかがイメージしやすくなります。
職歴や保有資格は正式名称で書く
職歴や保有資格は、短縮せずに正式な名称で書くようにしましょう。
介護に関する略語をいくつかご紹介します。
・運転免許→普通自動車第一種運転免許
・介護職員→介護福祉士
・老健→介護老人保健施設
・特養→特別養護老人ホーム
・サ高住→サービス付き高齢者向け住宅
・初任者研修→介護職員初任者研修
・実務者研修→介護福祉士実務者研修
・ケアマネ→ケアマネージャー(資格欄には、介護支援専門員と記載する)
退職理由はポジティブな表現で
退職理由は、できるだけポジティブな表現で記載しましょう。
職務経歴書に、前職に対する不満や前職でのトラブルを記載するとネガティブな印象を与えてしまいます。
ここからは、よくある退職理由とポジティブな表現への転換方法をご紹介します。
■退職理由:給与が低かった
前職の給与が低いことが退職理由の場合は、「結婚・出産を機に収入アップを図りたい」と書くと、ポジティブな印象になります。
■退職理由:仕事内容に飽きた
仕事内容に飽きたことが退職理由の場合は、「仕事の幅を広げたい」という意味と同じになると思いますので、「キャリアのアップを目指したい」などと書くと良いでしょう。
職務経歴書についてのよくある質問

最後に、職務経歴書についてのよくある質問をご紹介します。
転職回数が多い人でも即採用される理由は何ですか?
転職回数が多いということは、その分「豊富な経験を持っている」と解釈できます。
自己PR欄では、できるだけポジティブな表現を選びましょう。
職務経歴書にはすべての職歴を記載することが基本的なルールですが、職歴が長くなってしまい用紙に収まらない場合は、介護職以外の経験は「在籍期間」「法人名」「職種」にとどめてもOKです。
その代わり、介護職に関連した内容はより具体的に記載してください。複数の職場を経験してきたことにより、応募先の施設・事業所で活かせるスキルや経験を得ていることが伝わるように書きましょう。
これらを意識することで、転職回数が多くても即採用される可能性が高まります。
職務経歴書にスキルを書くなら何個くらい書けばいいですか?
職務経歴書には、3〜5個程度のスキルを記載しましょう。
スキルは、「テクニカルスキル」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」の3つに分類されます。
これらの特徴を知っておくことで、職務経歴書のスキル欄にどのようなことを書けば良いかを整理できるはずです。
■テクニカルスキル
テクニカルスキルは、職種ごとに求められる専門的なスキルを指します。
介護職であれば、「食事・排泄・入浴介助や移乗などの介護技術」や「認知症に関する専門知識」などが当てはまります。
■ビジネススキル
ビジネススキルは、ポータブルスキルとも呼ばれ、職種に関係なく活かすことができるスキルを指します。
「英語力」「PCスキル」「課題解決力」「マネジメント力」などが当てはまります。
■ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは、自分の性格や仕事に対するスタンスを指します。
「リーダーシップがある」「協調性がある」「意見の異なる相手と話ができる」などが当てはまります。
もし、特筆するテクニカルスキルやビジネススキルがない場合は、ヒューマンスキルを記載するようにしましょう。
ビジネススキルはあるに越したことはありませんが、それ以上に介護の現場ではコミュニケーション能力も重視されます。
面接でもアピールできるよう、事前に応募書類に記入しておくことも大切でしょう。
職務経歴書の添削はどこでできますか?
職務経歴書の添削支援は、ハローワークの職業相談窓口にて原則無料で行えます。
ただし、ハローワークから求人の紹介状を発行してもらっていることが条件となりますので、ご注意ください。
また、転職エージェントの担当者にも職務経歴書の添削を依頼することが可能です。
転職サイト・エージェントは無料で登録することができ、アドバイザーからさまざまなサポートを受けることができます。
第三者の視点からのアドバイスをもらったり質問をしたり対策をするためには、利用しておくと安心でしょう。
職務経歴書はダウンロードして手書きでなくてもいいですか?
職務経歴書は、履歴書と比べてフォーマットを自由に選択できます。
手書き、パソコンで入力のどちらでもOKです。採用の合否に大きく影響することはないでしょう。
見本やテンプレートはインターネット上のサイトを検索して探すことができますので、ダウンロードしてパソコンで作成しても問題ありません。
近年は、職務経歴書をパソコンでWordなどを使用して作成する人が増えています。
また、パソコンで作成した方が「もう少し工夫したい」というときに修正が簡単というメリットもあるので、手書きよりも効率が良く、おすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、介護士に転職する際の職務経歴書の書き方を解説しました。
職務経歴書は必ず書かなければならないものではありませんが、採用担当者に自分のことを理解してもらうためのツールになるので用意しておくとよいでしょう。
介護職未経験の方やすでに介護職を経験済みの方でも、参考になるかと思います。
最適な職務経歴書を作成し、転職活動を優位に進めていきましょう!
この記事の著者
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