介護
投稿日:2023/08/26
更新日:2024/10/14
介護施設の種類とは?どんな特徴やメリットがあるのか解説します
目次
皆さんは介護施設の種類がどのくらいあるのか知っていますか?
種類によって様々な特徴やメリットがあるので、これから介護施設の利用を検討しているのであればそれぞれの施設の特徴やメリットを知る必要性があります。
それでは、介護施設の種類や特徴、メリットについてご説明しましょう。
介護施設にも様々な種類がある
介護施設の種類は、以下の通りです。
l 特別養護老人ホーム
l 介護老人保健施設
l 介護療養型医療施設
l グループホーム
l 介護付き有料老人ホーム
l 住宅型有料老人ホーム
l 健康型有料老人ホーム
l サービス付き高齢者向け住宅
l ケアハウス
それでは、介護施設の種類や特徴についてご説明しましょう。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームとは、要介護3以上の認定を受けた人が入居できる施設で、要介護1~2の人が入居するには【特例入所の要件】のいずれかに該当する必要があります。(※詳細につきましては、各ホーム又は介護保険課へお問い合わせください。)
介護保険に加入していれば低価格で様々なサービスが受けられる上に、看取りまで対応してくれるのが特徴です。
介護老人保健施設
介護老人保健施設とは病院を退院した後、すぐに自宅での生活に復帰できない高齢者を対象とした施設です。
数ヶ月程度の入居期間を利用してリハビリに専念し、自宅生活への復帰を目指すのが特徴です。
介護療養型医療施設
介護療養型医療施設とは介護医療院とも呼ばれる施設で、2018年4月に創設されたばかりです。
充実した医療設備、看取りやターミナルケアなど、総合的な医療が受けられるのが特徴です。
グループホーム
グループホームとは、認知症を患っている人が5人~9人のグループを作り、専門の介護職員からサポートを受けつつ共同生活をする施設です。
グループ内でできることとできないことを把握し、生活に必要な役割を分担して生活するのが特徴です。
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームとは、本格的な介護や生活支援が受けられる他、入居者に応じた広範囲のサービスが提供されるのが特徴です。
豊富な生活介助はもちろん、必要に応じた看護やリハビリなどのサポートが受けられます。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームとは、自宅で自立して生活できる人や、ある程度介護を必要とする人まで幅広い人が利用できる介護施設です。
自分に合った介護サービスが自由に選べるのが特徴であり、他の入居者と楽しくコミュニケーションを取りながら生活できます。
健康型有料老人ホーム
健康型有料老人ホームとは、自立した生活が送れているので本格的な介護が必要ない人が入居する施設です。
身体がかなり自由に動かせる元気な時から介護が必要になった時に備えて入居できるのが特徴です。
サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅とは厳密には介護施設ではなく、自由度が高い生活を送れる住宅に入居するのが特徴です。
外出や外泊がしやすく、自由度が高い生活を送りたい人におすすめです。
ケアハウス
ケアハウスとは軽量老人ホームとも呼ばれており、経済的な負担が比較的小さい介護施設です。
自宅で介護してくれる人がいなかったり、一人で生活するのが不安に感じたりする人向けになっているのが特徴です。
特別養護老人ホームのメリット
特別養護老人ホームのメリットは、基本的に施設の介護職員によって24時間体制の介護が受けられる点です。
要介護3、または許可を受けた1~2の要介護を必要とする人が常に介護が受けられるようになるので、安心して生活できるでしょう。
医療的なケアも受けられる上に入居一時金も必要ありません、月額費用も安いところがほとんどなので、入居のしやすさもポイントです。
介護老人保健施設のメリット
介護老人保健施設のメリットは、施設の介護職員によって24時間体制の介護が受けられること、中度~重度の認知症の人でも入居できる点です。
また、在宅復帰に向けた積極的なリハビリが受けられるため、自宅への復帰を目指す人やその支援を受けたい方にとっておすすめです。
介護療養型医療施設のメリット
介護療養型医療施設のメリットは、充実した医療設備による質が高い医療が受けられるため、長期的な療養ができることです。
介護職員による24時間体制の介護も受けられるため、安心して復帰に向けた介護が受けられます。
グループホームのメリット
グループホームのメリットは、24時間体制の介護が受けられる他、入居一時金が不要か安い点です。
住み慣れた地域での生活が続けられる上に、個室も用意されているので生活がしやすいのもポイントです。
介護付き有料老人ホームのメリット
介護付き有料老人ホームのメリットは、24時間体制の介護に加えて看護師による医療ケア、居室や医療設備などが充実している点です。
全ての入居者が楽しく生活できるようにレクリエーションやアクティビティが充実しているのもポイントです。充実した看護や医療ケアを受けられるため、状態が悪化しても安心して診てくれます。
住宅型有料老人ホームのメリット
住宅型有料老人ホームのメリットは、外部の介護サービスを利用しながら介護が受けられる上に、自立できている時から入居できる点です。
生活支援サービスが受けられますし、レクリエーションやアクティビティも充実しているため、優れた介護サービスを受けながら安心して生活できるでしょう。
健康型有料老人ホームのメリット
健康型有料老人ホームのメリットは、介護が必要になった時に備えて入居できる点です。
介護が必要になった時点で介護施設を探すのでは遅い場合がありますが、健康型有料老人ホームであれば元気な時から入居できるのですぐに介護が受けられます。
サービス付き高齢者向け住宅のメリット
サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、老後も外出や外泊がしやすく、自由度が高い生活が送れる点です。
他の介護施設だとある程度制限がかけられていて自由度が低い可能性がありますが、サービス付き高齢者向け住宅であれば制限が少ない中で自由に生活できるため、入居者がのびのびと過ごせます。
ケアハウスのメリット
ケアハウスのメリットは、経済的な負担が少ない点です。
軽量老人ホームということで比較的経済的な負担が少ないのが最大のポイントであり、手軽に入居できるので介護してくれる人が他にいない時などにおすすめです。
まとめ
介護施設には様々な種類があるので、どの施設を利用すればいいのか分からない人も多いかもしれません。
それぞれの介護施設には様々な特徴やメリットがあるため、入居を予定している高齢者に合わせた介護施設を選ぶことが大切です。
基本的には24時間体制で介護が受けられますが、施設によっては看護師によるケアが受けられたり、生活支援サービスが受けられたり、レクリエーションやアクティビティが充実していたりと、特定の介護施設にしかないポイントも多くあります。
どの介護施設に入居してもらいたいのか、しっかり考えて入居を検討しましょう。
この記事の著者
おすすめ記事
関連記事
介護派遣のお仕事に関する
お問い合わせ・ご相談もお気軽に
静岡・関東を中心に介護派遣を専門に行うLASHIC-careerのコーディネーターが丁寧にご相談にのります。介護派遣に関すること、介護の転職に関することなどなんでもお問い合わせください!
お問い合わせフォーム