介護
投稿日:2023/06/28
更新日:2024/10/14
転倒などの介護事故を防止する方法にはどんなものがある?

目次
介護施設では日々さまざまな状況が変化しています。
その中で介護に携わる職員が注意を常に払うことが出来ない場合もあります。
介護事故は、介護職員の過失だけでなく利用者の行動を元におこる事がありますが、現状の介護施設で起きている状況から確認してみましょう。

介護事故における状況

高齢者の転倒事故が最も多い
介護施設内で発生する事故の中で、最も多いのが転倒事故です。転倒事故は、利用者の身体機能や認知機能の低下、介護職員の見守りの不足など、さまざまな原因で発生します。ただ、介護事故は報告制度が不十分であり、正確な統計は把握されていないという実態もあります。
また、誤嚥事故も介護施設内で発生する事故のひとつです。誤嚥事故は、利用者が食べ物や飲み物を誤って気管に詰まらせてしまうことで発生します。誤嚥事故は、窒息や肺炎を引き起こす可能性があり、重篤な場合には死亡に至ることもあります。
その他、送迎中の交通事故やドアに体を挟まれた事故、盗食・異食なども介護施設に関連して発生する事故として挙げられます。
誤薬や誤嚥
高齢者における誤嚥・誤飲・むせ込み事故は重大な事故の一つであり、死亡原因となることがあります。食事介助時には、食べ物の摂取方法や速さに細心の注意が必要です。
万が一むせ込んだ場合、速やかに看護師の介入が必要で、食事を再開する前に慎重に検討するべきです。高齢者の嚥下機能の低下や誤嚥、誤飲、薬の誤用などによる事故が危険であり、特に1人の職員が多くの利用者を介助する場合、被害者が自己申告できないことから、事態の早期発見が難しいことが指摘されています。
介護事故をできるだけなくすために

介護事故は起きないように防ぐことが何より大切です。
また、先ほどの説明の中でもあったように介護事故の多くを占める転倒などに特に着目して防止策をご紹介いたします。
転倒の防止策
高齢者の転倒を防ぐためには、以下のような転倒防止策が役立ちます。
まず、居室空間での対策として明るい照明を確保し、床や階段に物を置かず段差を減らすことです。また、電気コードを整理することで足が絡まる可能性をなるべく排除しておくのも良いでしょう。
他にも、高齢者の心身の状態を把握し、体力や健康状態、薬の服用、日常の行動パターンを考慮してサポートを提供します。適切な運動を通じて筋力やバランスを維持し、丈夫な骨を保つためのカルシウム摂取にも気を付けます。さらに、家の環境を改善し、段差をなくし、手すりを設置するなどの住宅改修を検討し、外出時に転倒しないような靴や杖を使用します。
声かけやサポートを通じて注意を促し、高齢者の体を動かす習慣を促進し、適切な食事を摂ります。生活リズムを整え、睡眠や休養を重視し、無理のない生活をサポートします。これらの転倒防止策は高齢者の安全を確保し、健康を維持するために役立つものです。
誤薬・誤嚥の防止策
誤嚥事故の発生を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
・利用者の嚥下機能の状態を把握する
・食べ物を適切な大きさに切る
・ゆっくりと食べさせる
・むせ込みそうな場合は、すぐに食事を中止する
また、利用者がむせ込んでしまった場合は、すぐに看護師に連絡し、適切な処置を受けることが大切です。
薬を服用する際に、自身または介助者が注意すべき点も解説します。
介助者の注意点:
- 利用者の口が乾燥している場合、むせたり咳き込んだり、口に貼りつく可能性があることに注意が必要です。
- 服薬ゼリーやオブラート、とろみ剤などの選択肢があり、薬との相性を確認する必要があります。とろみ剤の濃度は嚥下障害の程度に合わせて調整します。
- 嚥下障害の原因が薬の副作用にある場合もあるため、利用者の症状に気づいたら医師に相談することが重要です。
これらの注意点と工夫を組み合わせて、薬の服用時に誤りや事故を防止するためのステップを確立しましょう。

介護事故が発生した場合は

介護施設で事故が発生した場合、家族への謝罪の方法は誠実に謝罪することが重要です。
この謝罪は利用者や家族の感情を受け止める第一歩となりますので、まずは事業所は安全確保、家族への説明、関係各所への報告などの基本的な対応を行います。
具体的な注意点として、利用者の安全確保、家族への説明、事故報告書の作成と提出、職員への注意喚起が挙げられます。介護事故は予防が大切であり、事故時の適切な対応が被害を最小限にする役割を果たします。
介護事故が発生した場合、利用者のご家族への対応は非常に重要です。利用者のご家族が納得できる対応を行うためには、以下の点に注意しましょう。
- 誠実に謝罪する
利用者のご家族は、事故によって利用者が怪我をしたり、精神的なショックを受けたりしたことで、強い怒りや悲しみを感じています。そのため、まずは誠実に謝罪し、利用者のご家族の感情を落ち着かせることが大切です。
- 事故の経緯を丁寧に説明する
事故の経緯を丁寧に説明することで、利用者のご家族は事故の原因や責任の所在を理解することができます。また、事故を防ぐための対策を講じていることを説明することで、信頼を得ることにもつながります。
- 賠償が必要となる場合には、手続きに関する説明を行う
事故によって利用者に損害が生じた場合には、賠償が必要になる可能性があります。賠償が必要となる場合には、手続きに関する説明を行い、利用者のご家族が適切な対応をとれるようにサポートしましょう。
- 利用者のご家族の希望を尊重する
利用者のご家族は、事故によってさまざまな希望や要望を持つ場合があります。利用者のご家族の希望を尊重し、できる限りそれに応えるように努めましょう。
介護事故は、誰にでも起こり得るものです。事故を防ぐためにも、利用者の状態を把握し、適切な安全対策を講じることが大切です。また、万が一事故が発生した場合は、迅速かつ適切な対応が被害を最小限に抑えることになります。
介護事故が起こる前に対策を強化しよう

今まで介護事故の現状や防止方法について特に細かく解説をしてきました。介護事故はふと目を離した際に起こりうるものですので、事前の防止を以下にしておくかがポイントになるでしょう。
また、そういったことが起こったとしてもしっかりとご家族に誠意をもって謝罪と防止策をお伝えすることでご納得いただけることもあります。日々の介護において、もしもの時のことに準備をしておくことが大切です。
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